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親知らずの抜歯は上と下どっちが痛い?腫れや痛みの違いを解説

親知らずの抜歯を検討する際に「上と下どちらの親知らずの抜歯が痛いのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。実は、上の親知らずと下の親知らずでは、痛みや腫れの程度が異なります。今回は、上と下の親知らずの抜歯による痛みや腫れの違い、抜歯のタイミング、そして抜歯後の症状を和らげるための方法について解説します。

1. 上と下の親知らず、抜歯後の痛みや腫れはどっちが強い?

親知らずの抜歯後の痛みや腫れには個人差がありますが、一般的には下の親知らずの方が症状が強くなる傾向があります。
この理由を以下に解説します。

➀骨の硬さ

下顎の骨は上顎よりも硬いため、歯を抜く際に負担が大きくなります。

➁神経の位置

下顎には「下顎神経」という重要な神経が通っており、抜歯時に神経を刺激することで痛みが強くなることがあります。

➂埋伏歯の多さ

下の親知らずは歯ぐきや骨の中に埋まっていることが多く、抜歯の際に歯を削ったり、分割する必要があるため、腫れや痛みが出やすくなります。

一方で、上の親知らずが比較的抜きやすい理由を以下に解説します。

➀骨が柔らかい

上顎の骨は下顎よりも柔らかいため、歯を抜きやすい傾向にあります。

➁抜歯後の腫れが少ない

比較的短時間で抜歯できるため、術後の腫れや痛みが少ないことが多いです。

➂神経の影響が少ない

上顎には下顎ほど太い神経が通っていないため、一般的に神経への影響が少なく、痛みを感じにくい傾向があります。

抜歯の難易度による違いは以下の通りです。

➀生え方による影響

まっすぐ生えている親知らずは比較的簡単に抜けるため、痛みや腫れは少ないですが、横向きや埋伏している場合は抜歯が複雑になり、痛みや腫れが強くなります。

➁抜歯時間の違い

短時間で抜歯できれば腫れにくく、長時間かかると腫れやすくなる傾向があります。

上の親知らずは比較的抜歯が簡単で、痛みや腫れが少ないことが多いです。一方、下の親知らずは骨が硬く、神経が近いため、抜歯後の痛みや腫れが強くなることがあります。
※ただし、痛みの感じ方には個人差があります。

2. 親知らずの抜歯が必要なケースと適切なタイミング

親知らずは必ずしも抜歯が必要というわけではありませんが、以下のケースは抜歯を検討する必要があります。

➀親知らずがむし歯や炎症を起こしている場合

親知らずは奥に生えているため、歯磨きがしにくく、むし歯になりやすいです。また、歯ぐきが腫れる(智歯周囲炎)などの炎症症状が現れることもあります。

➁歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼしている場合

親知らずが隣の歯を押し、歯並びが乱れることがあります。さらに、噛み合わせが悪くなることで顎関節症の原因となることもあります。

➂親知らずが埋伏していてトラブルを引き起こす場合

埋伏している親知らずが周囲の歯や骨を圧迫することで、痛みが生じることがあります。また、一部だけ歯ぐきから出ている親知らずは食べかすが溜まりやすく、炎症を引き起こすことがあります。

親知らずを抜歯する適切なタイミングは以下の通りです。

➀20代前半が理想

この時期は骨が柔らかく、回復が早いため、抜歯の負担を軽減できる可能性があります。

➁痛みが出る前に抜く

炎症が起きてから抜歯するとリスクが高くなるため、症状がないうちに抜歯するのが望ましいです。

親知らずは、むし歯や歯並びの乱れ、炎症を引き起こす可能性があるため、生え方によっては早めに抜歯を検討することが重要です。

3. 親知らず抜歯後の痛みや腫れを軽減する方法

親知らずを抜歯した後、痛みや腫れをできるだけ軽減するためには、適切なケアが重要です。回復をスムーズに進めるための方法を、以下に解説します。

➀お薬の経口投与の使用(お口から飲んでいただく飲み薬)

手術後は、歯科医師から鎮痛剤を処方されることが一般的です。指示に従って服用することで、痛みをコントロールすることが期待できます。麻酔が効いているうちに初回の鎮痛剤の内服をしておくと、麻酔薬が切れるころに鎮痛剤が効くため、痛みのストレスを軽減できる可能性があります。また市販の鎮痛剤を使用する前は必ず歯科医師に相談しましょう。

➁お薬の静脈内投与の使用(点滴から血管内に直接入れるお薬)

~眠れる森の歯科~Dr.Lデンタルクリニック渋谷神泉では、静脈内鎮静と併用して治療を行う際に、鎮痛剤や抗生剤、ビタミン剤の点滴薬も豊富にご用意しています。
点滴室も完備しているため、抜歯後の痛み緩和や治癒促進のために点滴のみのご来院も承っております。

➂食事の工夫

抜歯後は食事選びも大切です。柔らかく、あまり噛まずに食べられるものを選びましょう。スープ、ヨーグルト、ゼリーなどが適しています。これにより、患部に負担をかけずに栄養を摂取できます。
しかし、抜歯後はどうしても食べづらく、食事が偏ってしまいがちです。
~眠れる森の歯科~Dr.Lデンタルクリニック渋谷神泉では、神経修復や治癒促進に不可欠なビタミンなどを点滴で補うことも可能です。

➃冷やして腫れを抑える

抜歯から数日間は、患部の腫れを抑えるために冷やすことも効果的です。濡らしたタオルをしっかり絞り、患部に優しく当てて冷やしましょう。

適切なケアを行えば、抜歯後の腫れや痛みを最小限に抑えられるかもしれません。歯科医師の指示に従いながら無理をしないようにしましょう。

4. 渋谷 神泉の歯医者 ~眠れる森の歯科~ Dr.Lデンタルクリニック の親知らず抜歯

渋谷 神泉の歯医者 ~眠れる森の歯科~ Dr.Lデンタルクリニックでは、患者さんの不安を和らげるために、局所麻酔、静脈内鎮静法などの様々な麻酔法をご用意しています。
静脈内鎮静法は、スヤスヤと眠っているようなリラックスした状態で治療を受けられるため、歯科恐怖症の方や、長時間の治療が必要な方におすすめです。

親知らずの抜歯も、様々な麻酔法を活用し痛みや不安を軽減する治療を行っています。
難易度の高い親知らずの抜歯や複数本の抜歯も対応可能で、静脈内鎮静法を併用することで、リラックスした状態で治療を進めることができます。

また、静脈内鎮静法などを活用し一度の治療で複数箇所の治療を進める短期集中治療も行っています。
仕事や育児が忙しい方、海外からの一時帰国の方、通院回数を減らしたい方にとって効率的な治療プランを提案しています。

まとめ

親知らずの抜歯は、上と下で痛みや腫れの程度が異なります。一般的に下の親知らずの方が痛みや腫れが強く出やすいですが、個人差があるため、歯科医師と相談しながら抜歯のタイミングを決めることが重要です。また、抜歯後の適切なケアを行うことで、痛みや腫れを最小限に抑えることが期待できます。

渋谷・神泉にある「眠れる森の歯科 Dr.Lデンタルクリニック」では、静脈内鎮静法を取り入れた痛みに配慮した麻酔治療が可能です。親知らずの抜歯に不安がある方は、リラックスした状態で治療を受けられる方法を検討するとよいでしょう。

渋谷駅周辺で親知らずの抜歯についてお悩みの方は、~眠れる森の歯科~ Dr.Lデンタルクリニック渋谷神泉にご相談ください。

監修:~眠れる森の歯科~Dr.Lデンタルクリニック渋谷神泉
院長 鈴木麟太郎 Lintaro Suzuki

【学会・所属団体】
日本口腔インプラント学会
日本審美歯科学会
日本歯科麻酔科学会
点滴療法研究会
高濃度ビタミンC認定医

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